ドッグフードの原材料表示の見方|原材料表示のルールから避けたい原材料を紹介!

こんにちは!ペットハピネスチームのnanamiです🐾

ドッグフードを選ぶとき、袋の原材料表記を見てみたものの、「どこを見たらいいのか分からない」「何がいいか分からない」と迷ってしまった経験はありませんか?

原材料表示は、ルールを知っておくだけでさらに読みやすくなります◎

このコラムでは、今までに5頭のワンちゃんたちと暮らし、ショップ経験、ペットフード検定を持つ私が原材料ラベルやペットフード安全法の分類カテゴリ別の見方から、なるべく避けたい原材料をまとめました!

最後には実際のドッグフードを使用し、解説しているので、愛犬のごはん選びにぜひ役立ててくださいね🐶

※2026/10時点の情報となります
※詳しくはペットフード安全法をご確認ください

 

目次


原材料表示のルールを知ろう!

ペットフード安全法では、①名称、②賞味期限、③原材料名、④原産国名、⑤事業者名および住所の5項目を日本語で表示することが義務づけられています!

また、原材料名は、原則として使用した原材料(添加物を含む)をすべて記載することに◎


1. 含まれる割合が多い原材料ほど前に表示される 

原材料は使用量の多い順に書かれているのが一般的で、いちばん最初に書かれている原材料を「第一主原料」と呼びます! 
※業界の自主ルール(ペットフードの表示に関する公正競争規約)では、添加物以外の原材料を、重量の割合が多い順に書くことになっています

第一主原料が「肉」や「魚」であれば、動物性たんぱく質を中心にしたレシピですが、第一主原料だけでこのフードがいいのかは判断しづらいことも...


2. 表記表現は各社それぞれ 

個別の原材料名は、メーカーによって書き方が異なります!

「チキン」と書くところもあれば「鶏肉」と書くところもありますし、その食材がどれくらい含まれているか「%」を併記するかどうかも決まっていません。 

同じ食材でも名前や表記が違うことがあるので、細かく記載されている商品を選ぶか、気になる表記があるときはメーカーさんに確認してみましょう◎


3. 添加物以外の原材料は「分類名」で表示してもOK 

原材料は、個別の名前(例:とうもろこし、チキン)のかわりに、次の15種類の分類名でまとめて書いても良いことになっています!

穀類 / いも類 / でん粉類 / 糖類 / 種実類 / 豆類 / 野菜類 / 果実類 / きのこ類 / 藻類 / 魚介類 / 肉類 / 卵類 / 乳類 / 油脂類

たとえば「肉類(ビーフ、チキン)」のように、分類名のあとにカッコで個別名が書かれていれば中身がわかりますが、「肉類」とだけ書かれていると、何の肉なのかまではわかりません...アレルギーが気になる子は、特に注意して見てあげてくださいね◎


4. 表示義務がない添加物もある 

次のようなものは、表示が省略できたり、まとめて書くことができます!

・加工助剤:製造の途中で使うけれど、完成するまでに取り除かれたり、残ってもごくわずかで影響がないもの。

・香料・調味料などの「一括名」:「香料」「調味料」「乳化剤」のように、具体的な物質名ではなくグループの名前だけで書いてもOK

・ビタミン類・ミネラル類・アミノ酸類:「ビタミン類(A、D3、E)」のように中身まで書きますが「ビタミン類」とだけ書いてもOK

つまり、パッケージの表示だけでは、添加物の中身まで細かくはわからないケースもあるということ。

だからこそ、添加物までしっかり公開しているドッグフードを選ぶと安心です◎

HEKAグレインフリードッグフードは、原材料を個別名で書き、%や添加物(酸化防止剤:ナチュラルトコフェロール)の名前まで記載しています◎


安全法の分類カテゴリを解説!

ここからは、ペットフード安全法で決められている分類名を「動物性原料」「植物性原料」「その他」の3つに分けて、表記を見るときのポイントと一緒にご紹介します!

◼︎動物性原料 

分類名  
肉類 チキン、ビーフ、ターキー、ラムなど。「畜肉類」と書くこともでき、鳥由来のものだけなら「家きん類(家禽類)」と書くこともできます。
魚介類 サーモン、マスなど。魚だけを使っている場合は「魚類」と書くこともできます。
卵類 卵、乾燥卵など
乳類 牛乳、チーズなど

【見るときのポイント】
・「何の肉・魚か」「使用されている部位(骨や内臓)」などが具体的に書かれているか
・「生」なのか「乾燥」なのか、加工の状態まで書かれているか

 

◼︎植物性原料 

分類名  
穀類 とうもろこし、小麦、米、大麦など
いも類 さつまいも、じゃがいもなど
でん粉類 コーンスターチ、ポテトスターチなど
豆類 えんどう豆、大豆など
野菜類 にんじん、ほうれん草、かぼちゃなど
果実類 りんご、ブルーベリーなど
種実類 アマニ(亜麻仁)、ごまなど
きのこ類 しいたけなど
藻類 海藻など

【見るときのポイント】
・グレインフリーは穀類を使っていないフードのこと。かわりに、いも類や豆類が使われることが多いので「穀物を使っていない=炭水化物が少ない」とは限りません◎
・豆類は植物性のたんぱく質源になります。動物性たんぱく質と豆類のバランスも見てみましょう!
・小麦などの穀類が合わない子は、個別名まで確認しましょう!


◼︎その他 

分類名  
糖類 砂糖、ぶどう糖など
油脂類 鶏油、サーモンオイル(魚油)など
添加物 酸化防止剤や着色料など、フードの品質や見た目、栄養を整えるために加えられるもの。ペットフード安全法によって含有量の上限が決められているため、規定に従って製造された商品であればワンちゃんに危険性はないと言われています!

【見るときのポイント】
・油脂類は「何の油か」が具体的に書かれているかをチェックしましょう!「鶏油」「サーモンオイル」のように由来がわかると安心です◎
・添加物は、用途名が書かれていれば「何のために入っているか」がわかります!


原材料と一緒にみるといい表記

原材料名だけで選ぶとフードの目的や栄養バランスを見落としてしまうこともあるため、次の表記もあわせてチェックしましょう!

1. 目的 

パッケージには、フードの「目的」が表示されています!

目的 説明
総合栄養食 毎日の主要な食事として与えることを目的に、そのフードと水だけで、表示された成長段階の健康を維持できるよう栄養バランスが整えられたもの。「幼犬期」「成犬期」「全年齢(オールステージ)」など、対象の成長段階も一緒に書かれています。
副食(一般食) 主食である総合栄養食に混ぜて食べつきを良くしたり、水分補給や栄養を補助したりするために与えるもの。
療法食 特定の病気や健康状態にあるペットの栄養学的サポートを目的に、獣医師の指導のもとで使うもの。


2. 成分値 

成分値は主に「たんぱく質○%以上、脂質○%以上、粗繊維○%以下、灰分○%以下、水分○%以下」の形で書かれています。

必ずその数値がぴったり入っているわけではなく、それ以上・以下の量が保証されているという意味です◎


実際にラベルを読んでみよう!

ここまでのポイントを使って、実際にパッケージの原材料表示を読んでみましょう!今回は、「HEKAグレインフリードッグフード(サーモン)」を例にご紹介します🐟

STEP1:第一主原料を見る 

一番最初に書かれているのは「フレッシュサーモン(25%)」となっており、「フレッシュ」は生の魚のことを指します!動物性の原材料で、「サーモン」と個別名で書かれ、%まで記載されていますね◎


STEP2:2番目・3番目以降を見る 

2番目の「乾燥さつまいも」は炭水化物の原料、3番目の「乾燥えんどう豆」は植物性のたんぱく質源です。 4番目の「乾燥サーモン(10%)」は、生のサーモンとは別に使われている乾燥タイプのサーモン、6番目の「乾燥トラウト(5%)」はマスの仲間です🐟
このように魚の原材料が3つに分かれて書かれていて、表示の%を合計すると40%に👀動物性の原材料で、「サーモン」と個別名で書かれ、%まで記載されていますね◎同じ仲間の原材料をまとめて見ると、全体像がつかみやすくなりので、第一主原料だけでなく、続く原材料まで見ると、レシピの特徴がわかります♪


STEP3:分類名に置き換えて読む 

HEKAグレインフリードッグフードは個別名で書いていますが、安全法の分類名に置き換えると、次のようになっています!
 

原材料 分類 ポイント
フレッシュサーモン
乾燥サーモン
乾燥トラウト
魚介類 動物性たんぱく質の中心🐟生と乾燥の両方を使用しています!
乾燥さつまいも いも類 穀類のかわりの炭水化物源
乾燥えんどう豆 豆類 植物性のたんぱく質源
ポテトスターチ でん粉類 でん粉の原料
サーモンオイル 油脂類 何の油を使用しているか分かる◎


STEP4:添加物を見る 

最後に書かれているのは酸化防止剤(ナチュラルトコフェロール)やビタミン、ミネラル類!酸化防止剤は、用途名と物質名のセットで書かれ、天然由来の酸化防止剤を使っていることがわかります◎

また、ビタミン、ミネラル類の詳細は、下部に記載されており、それぞれ成分値もありました👀


▼一緒に見たラベルの商品はこちら! 

▶︎ 商品をみる


よくある質問

ドッグフードの原材料など、よくある質問にドッグフードの開発・販売しているHEKAスタッフが回答!
 

Q. 〇〇ミールは避けたほうがいいの?

A. 「チキンミール」などの「〇〇ミール」は、肉や魚を加熱・乾燥して粉末状にしたものです。生の肉は水分が多いのに対して、ミールは水分が少ないため、たんぱく質が濃縮されているという特徴があります。ミール=悪い原材料というわけではありません!不安な時はメーカーさんに確認してみてくださいね!

 

Q. 国産がいいの?

A. パッケージの「原産国名」は、最終加工工程を完了した国のことで、原材料の産地ではありません!「国産」と書かれていても、原材料まですべて国産とは限らないんです...また、海外で作られたフードも、日本で販売する場合はペットフード安全法の基準を満たす必要があります◎国産か海外製かで決めるのではなく、原材料の表示が具体的か、どんな品質管理がされているかもあわせて見てみましょう!HEKAグレインフリードッグフードは、国産ではないですが、ドッグフード生産の法律が厳しく、ペット先進国であるオランダの工場で作っています◎

 

Q. 『無添加』と書いてあれば添加物ゼロ?

A. 必ずしもゼロとは限りません。ペットフード公正取引協議会の規約では、「無添加」「不使用」と書くときは、何が無添加なのか(例:着色料、保存料など)を併記することがルールになっています!「無添加」の文字だけで安心せず、原材料名の添加物の欄をあわせて確認するのがオススメです◎

 

Q. ビタミン・ミネラルは入っていて大丈夫

A. 一般的には問題ないです!総合栄養食は、毎日のごはんとして与えるだけで健康を維持できるよう、栄養バランスを整える必要があるため、ビタミン類やミネラル類を配合しているフードは多く、原材料表示にも「ビタミン類(A、D3、E)」「ミネラル類(鉄、銅…)」のように書かれています!栄養を強化する目的で加えるビタミン類・ミネラル類は、表示のうえでは添加物として扱われますが、着色料や発色剤とは入っている目的が異なります。

 

Q. よく聞く「AAFCO」や「FEDIAF」って何?

A. どちらも、ペットフードの栄養基準(ペットが健康を保つために必要な栄養素の量の目安)を定めている、海外の団体です。

▶︎ AAFCO(米国飼料検査官協会):アメリカの団体で、ドッグフードやキャットフードの栄養基準を定めています
▶︎ EDIAF(欧州ペットフード工業連合会):ヨーロッパのペットフード業界団体で、ヨーロッパで広く参照されている栄養ガイドラインを定めています

海外のフードでは、パッケージに「AAFCOの栄養基準に適合」などと書かれていることがありますが、日本で販売する「総合栄養食」は、国産でも海外製でも、ペットフード安全法の基準を満たす必要があります◎


まとめ

いかがでしたでしょうか?

原材料表示は、使用量の多い順に書かれていることなどをを知っておくと、さらにフード選びがしやすくなります◎

第一主原料はフードの特徴をつかむ手がかりですが、それだけで判断せず、2番目以降の原材料や添加物、目的・成分もあわせて見てみてくださいね👀

このコラムが少しでもお役に立てますように🐾

 

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