愛犬愛猫のフードボウルはいつ替える?|買い替え時期とフードボウルの選び方【獣医師監修】

こんにちは!
ペットハピネスチームのnanamiです🐶

突然ですが、お家にある”フードボウル”はいつから使っていますか?

毎日使うものだからこそ、買い替えのタイミングが分からなくなってしまうこともありますよね・・・

ということで今回は、愛犬愛猫の”フードボウル”の買い替えタイミングと選び方を分かりやすくご紹介します✨
 

 

目次


買い替えのタイミングはいつ?

まずは、おうちにあるフードボウルの状態を一緒にチェックしてみましょう!
次のような状態が見られたら、そろそろ買い替え時期かもしれません👀⸝⋆

ヒビが入ったり、かけている

フードボウルの買い替えタイミングで、もっとも多いのがこのケースではないでしょうか?

フードボウルにヒビが入っていたり、かけてしまっている場合、お食事中のワンちゃん・ネコちゃんがケガをしてしまうことがあるかもしれません。

さらに、ペアレントさまもボウルを持ったり洗ったりする際に、気づかないうちにケガをしてしまう可能性も・・・

安心してごはんを楽しんでもらうためにも、定期的にフードボウルの状態をチェックしましょう◎
 

ワンちゃん・ネコちゃんの体にあっていない

ごはんを食べるときに、ボウルのフチに耳やヒゲが当たると、それがストレスになる子もいます。
 

✔️ フードボウル選びで目安となるポイント

  • 高さ:立った状態で口元から約10cm低い高さ
  • 深さ:マズル(鼻先〜目頭)の長さの1/2が食べやすい

高さや深さが合っていないと、首を大きく曲げて食べる必要があり、首への負担につながることも。
愛犬・愛猫の年齢や体格の変化に合わせて、フードボウルも見直してあげましょう◎
 

傷が目立ってる

フードボウルについた小さな傷は、細菌が入り込み繁殖しやすい場所に・・・

2018年8月にクロアチアで開催された学会『69th Annual Meeting of the European Federation of Animal Science』で、ウォーターボウル(フードボウル)には犬や人の健康を脅かす細菌が発生する可能性があるという研究結果が発表されました。

愛犬・愛猫の健康を守るためにも、傷が増えてきたボウルは早めに買い替え、毎日しっかり洗ってしっかり乾燥させることが大切です✨

(出典:phys.org
 

ぬめりが取れにくい

フードボウルにつきやすい“ぬめり”は、細菌が作る「バイオフィルム(ヌルヌルとした膜)」が原因!

ワンちゃん・ネコちゃんの唾液やフードの残りが栄養となり、細菌がどんどん繁殖してしまいます・・・

洗ってもぬめりが落ちにくいと感じる場合は、見えない細かい傷に細菌が残っている可能性も!

そんなときは、ぬめりがつきにくく洗いやすいセラミック素材への買い替えがオススメです◎


【獣医師監修】フードボウルの選び方は?

愛犬・愛猫のごはんについて考えるとき、「なに“を”食べるか」に注目することは多いですよね。
でも実は、「なに“で”食べるか」・・・つまりフードボウル選びも大切なんです◎
 

“素材”で見るポイント

よく使われる素材は プラスチック・ステンレス・陶器(セラミック) の3種類。
素材選びでは、特に「雑菌が増えやすいかどうか」「風味への影響があるか」この2点を意識して見てみましょう!
 

▶︎プラスチック

 

・細かい傷がつきやすく、傷に雑菌が繁殖しやすい
・軽くて割れにくい◎

落としてしまっても割れないため、扱いやすい素材ですが、定期的に新しいものに変えてあげるのがオススメです!
 

▶︎ステンレス

 

・傷がつきにくく丈夫
・比較的手に取りやすい価格帯のものが多い◎
・「金属特有のにおい」や「水の風味の変化」を苦手とする子も・・・

とても使いやすい定番素材ですが、ニオイに敏感な子は食いつきが落ちることも💦
 

▶︎セラミックなどの陶器素材

・傷がつきにくいため、雑菌が繁殖しにくい
・金属臭や風味の変化が気にならない

衛生面と食べやすさ、どちらもバランスが良く、HEKA獣医師がオススメしたい素材です◎

 

“形”で見るポイント

フードボウルは素材だけでなく、“形”も食べやすさを左右する大事なポイント◎
 

▶︎大きさ

ごはんを食べようとしたときに、お皿の縁に耳やヒゲが当たると、それがストレスになってしまうことも・・・

特に短頭種の子は、お顔全体がすっぽり入りやすい大きさのお皿だと、フチが邪魔にならず快適に食べやすくなることが多いです。

食べるときにフチが当たらない・邪魔にならないサイズ感を確保してあげるのがポイントです◎
 

▶︎高さ

お皿の「高さ」は、実はとっても大切なポイント!

近年、シニア期のワンちゃん・ネコちゃんの多くに関節症が起こっていることが明らかになりました。

地面に近いお皿だと、食べる時に首を深く曲げて頭を下げる姿勢になり、首や肩・背中の関節に負荷がかかりやすくなります・・・

そのため、首を曲げずに自然な姿勢で食べられるよう、少し高さのあるものがオススメです◎
 

▶︎重さ

重量のあるお皿は「扱いづらそう…」と思われがちですが、適度に重みがあることで、お皿の安定感が増します!

軽すぎるお皿は動いてしまい、食べにくさがストレスになることも・・・

ワンちゃん・ネコちゃんの「食べやすさ」を考えるなら、ある程度の重さがあるものを選ぶのがオススメです◎

▶︎セラミック素材のフードボウルをみる

 


最後に

いかがでしたか?

フードボウルは毎日使うものだからこそ、愛犬愛猫にとって、安心安全なものを選んであげたいですよね。

フードボウルの買い替えタイミングを見逃さないよう定期的にフードボウルの状態を確認してあげてください!

この記事が少しでも、ワンちゃん・ネコちゃんとの”より良い生活”のお役に立てると幸いです🐾

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