ペットの乾燥対策は「保湿」が重要|冬に起こりやすい皮膚トラブルと今からできるケア方法【獣医師監修】

こんにちは!ペットハピネスチームのトリマースタッフnanamiです。

冬になり、ご自身のお肌の乾燥が気になってきたペアレントさんも多いのではないでしょうか?
(私はスネの部分が乾燥して、カサカサに・・・)

実はこの時期、「うちの子も乾燥しているのかな?」と感じるお客さまから、ペットサロンや動物病院でも犬の乾燥肌・保湿ケアに関するご相談が増えてきます❄️

犬の皮膚は人よりも薄くデリケートなため、冬の乾燥や暖房の影響を受けやすく、放っておくとかゆみや皮膚トラブルにつながることも・・・

そこで今回は、「冬に発生しやすい犬の皮膚トラブルの症状」や「正しい保湿ケア方法」などについて解説します🐶

さらに、犬の保湿ケアにぴったりなアイテムもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです♪
 

 

目次


冬はなぜ皮膚トラブルが増えるの?

ペットの皮膚は、ヒトの約1/3〜1/5ほどの厚みしかなく、とてもデリケートだと言われています。そのため、冬に多い「乾燥」「寒さ」「アレルギー」の影響を受けやすく、皮膚トラブルが起こりやすくなってしまうのです・・・💦

これらの原因が重なる冬は、皮膚のバリア機能を守るためにも、毎日の保湿ケアがとても重要になります。

皮膚トラブルの3大原因

💨 乾燥 

冬は他の季節に比べて湿度が低く、暖房を使用する機会も増えるため、室内が乾燥しやすくなります。
乾燥した空気は皮膚の水分をより早いスピードで奪い、犬の乾燥肌やかゆみ、フケの原因になることも!
特に、シャンプー後に保湿を行わないと、皮膚の水分がさらに蒸発しやすくなるため注意が必要です。

❄️ 寒さ 

寒さによって血行が悪くなると、皮膚に必要な栄養が届きにくくなり、皮膚のバリア機能が低下しやすくなります。
その結果、外部からの刺激に弱くなり、赤みや炎症などの皮膚トラブルが起こることも!

💊 アレルギー 

ダニは夏のイメージが強いですが、実は暖房を使用する冬の室内は、ダニが活発に繁殖や活動を行う20〜30℃の環境を作り出してしまうことも多く、現代の生活習慣においては通年での予防や注意が必要です。
ダニなどのアレルゲンが増えることでアレルギーが悪化し 、皮膚の炎症やかゆみが強く出てしまう場合も・・・


こんな症状があったら乾燥サイン!

冬の乾燥は「見た目」と「ワンちゃんの行動」に現れてきます🐶

  1. 体をよく掻く
  2. フケが出る
  3. 皮膚が赤い・粉っぽい
  4. 肉球がカサカサ
  5. 静電気が起きる

特に静電気は冬の乾燥の象徴!被毛がまとわりついたり、パチッと静電気が起こる場合は乾燥している証拠です◎


放置すると起こりやすい皮膚病

乾燥により、発症してしまう皮膚病は以下の通りです。
皮膚トラブルの症状が悪化してしまったり、長引いてしまっている場合は、早めにかかりつけの獣医師さんに診てもらいましょう!

乾燥性皮膚炎(ドライスキン)

皮膚の水分が不足することにより、カサつき・フケ・かゆみ・赤みなどの症状が見られます。乾燥性皮膚炎は掻きむしりによって、炎症悪化や細菌感染につながる可能性もあります。

マラセチア性皮膚炎

皮膚が乾燥すると、体が失われた水分を補おうと、皮膚表面から皮脂を排出します。
この皮脂を栄養源とする、マラセチア菌が増殖するとマラセチア性皮膚炎を発症し、ベタつきやフケ、赤みなどが現れます。

膿皮症

乾燥によって皮膚のバリア機能が低下することで皮膚に元々いたブドウ球菌などが過剰に増え、膿皮症を発症することが・・・
膿皮症を発症すると、かゆみや脱毛、皮膚の赤みや湿疹を引き起こします。治療には時間がかかることもあり、再発しやすい皮膚病の一つと言われています。

アトピー性皮膚炎

生まれつき皮膚のバリア機能が弱く、草やカビ、ダニなどの生活環境で触れた環境中のアレルゲンに対して、アレルギーをもっている子が発症すると言われています。
かゆみを伴う皮膚病で、少しの刺激で強い痒みを伴う炎症を起こしてしまうことも・・・とくに乾燥が大敵で、冬の時期は症状が一気に悪化することもあります。


今日からできる!ケアのポイント

獣医師とトリマーが今日からできる「ケア」のポイントをご紹介!

湿度管理

ペアレントさんの感じる乾燥と同様に、室内の湿度を保つことが、乾燥肌の予防になります!
加湿器を使ったり、室内でぬれたタオルを干すなどして、できる限り湿度(最適な湿度:40~60%)を保つようにしましょう。

ブラッシング

ブラッシングは毛並みを整えたり、毛玉を防ぐためだけでなく、皮膚のマッサージにも◎
皮膚がマッサージされることで血行が促進され、皮膚や被毛に栄養が行き渡りやすくなり、皮膚バリアの低下予防になると言われています!

保湿ケア

乾燥肌を防ぐために、ペット用の保湿剤を使用してみましょう!
冬の寒さや乾燥が原因で肉球もひび割れしやすいと言われているため、体だけでなく、肉球の保湿もできる保湿剤を選ぶのがおすすめです◎
また、季節問わず、シャンプー後は、皮脂が落ち、皮膚が乾燥しやすい状態になっているため、シャンプー後も保湿してあげてくださいね!


保湿ケアにおすすめ|モイスチャームース

トリマースタッフの私がおすすめする商品は「モイスチャームース」「モイスチャームース」には「保湿」と「抗菌」の2つの作用があり、全身に使用できるケア用品となっているため、体だけでなく、肉球のケアにも🐾
※舐めてしまっても問題のない成分で作られているため、目の周りやお口周りにもお使いいただけますが、口腔内など粘膜への使用はお控えください

また、泡タイプのため、皮膚に浸透しやすく、クリームタイプに比べてべたつきが少ないので、シャンプー後の保湿に使用できるのは、トリマーとしても嬉しいポイントの1つ!

お試ししやすいサイズのご用意もあるので、「うちの子、乾燥しているかも・・・」と思ったら、ぜひ、お試しいただけますと幸いです!

保湿に関するよくある質問

HEKAスタッフ獣医師に「保湿」に関する質問に回答してもらいました👨🏻‍⚕️

Q. 犬に保湿は毎日必要?

A. 個人的にはすべてのワンちゃんにしてもらいたいです。少なくとも皮膚トラブルを今までに一度でも起こしたことのあるワンちゃんにはぜひ取り入れてもらいたいですね。

 

Q. いつ保湿したらいいの?

A. どのタイミングでも良いのですが、散歩から帰ってきたとき、リビングで一緒にリラックスしてる時など毎日の生活の中でワンちゃんに触れるタイミングで一緒に行うようにすると習慣にしやすくて良いと思います。

 

Q. 冬以外も保湿したほうがいい?

A. もちろんです。経皮蒸散といって何もしていなくても皮膚からは常に水分が蒸発していますので継続的な保湿が必要です。

 

Q. 保湿のしすぎもダメ?どのくらいの頻度で保湿するべき?

A. しすぎるとダメということは特にないです。ただベタついてしまうなど若干不快感がでてしまうことがあるので1日に2-3回程度目安からはじめるのが良いのではないかと思います。

 

Q. 乾燥しやすい気をつけた方がいい部位とかある?

A.鼻先、手先足先、お腹など体の端や皮膚が特に薄い部位は注意が必要です。

 

Q. 効果的な保湿の仕方が知りたい

A. 1回で大きな効果を長期間続けるのは難しいのでどれだけこまめにできるかが重要になってきます。1回の量は多すぎる必要はないのでできるだけ回数を増やしてあげると良いと思います。


まとめ|保湿を“冬の習慣”に!

いかがでしたでしょうか?

私たちペアレントと同じように、ペットの皮膚も冬の乾燥や寒さによって、かゆみなどの皮膚トラブルを発症してしまうのです・・・

乾燥を放置すると皮膚病にも繋がるため、生活に”保湿”を取り入れることが大切です◎

私たちがお風呂上がりの体にクリームを塗り「保湿」をするように、ペットの皮膚にも「保湿」をし、皮膚ケアを心がけましょう!

 

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