老犬ケアのプロに学ぶ、シニア期も「しっぽフリフリ」でいるための4つの新習慣〜愛犬がシニア期を迎える前に読みたい。〜

HEKA グレインフリードッグウェットフード」は、レンジで温めて香りを立たせられることで、全世代のワンちゃんにはもちろん、食事の工夫が必要になりがちなシニア犬の選択肢としても高い評価をいただいています。

そんな「温めて美味しい」という特徴に深く共感し、ご自身の施設でも実際にこのフードを取り入れてくださっているのが、老犬ホーム「しっぽフリフリ」代表の鈴木さんです。

今回は、老犬ケアのプロフェッショナルである鈴木さんに、プロが惚れ込んだHEKAグレインフリードッグウェットフードの魅力とともに、ペアレントの皆様が今日からできる「愛犬に最後まで健やかに暮らしてもらうための食事とケアの秘訣」をお聞きしました。

目次


老犬ホームについて

HEKA 原先生

本日はよろしくお願いします!さっそくお聞きしていきたいのですが、まず「老犬ホーム」とはどのような施設なのでしょうか。

しっぽフリフリ 鈴木さん

今の時代、犬の寿命が延びて「犬を飼うこと」と「介護」は完全にセットになっています。老犬ホームとは、その一番最後にやってくる大変な『最期の介護』の時期に、飼い主さんとワンちゃんをサポートする施設です。
孤独で辛い介護のまま最期を迎えてしまうと、飼い主さんが「もう犬を飼うのは嫌だ」となってしまう。そうではなく、「最後まで楽しかったね、幸せだったね」と思えるようにお手伝いをする場所ですね。

原先生

犬の平均寿命が伸びていく中で愛犬の介護の悩みを抱える方は増えていますもんね…
鈴木さんはもともと人間の看護師をされていたとお聞きしました。どんなきっかけで老犬ホームを立ち上げることになったのですか?

鈴木さん

看護師として老人ホームやホスピスで介護の現場に携わっていたのですが、仕事柄、愛犬たちにはどうしても長時間の留守番をさせてしまいがちでした。
そんな毎日の中でふと、「我が子をこんなに放ったらかしでいたら、自分は最後に後悔するんじゃないか?」って思ったんです。それが老犬ホームを始める最初のきっかけになりました。

原先生

ご自身の愛犬たちへの愛情と後悔が原点だったんですね。

鈴木さん

はい。人間の介護の現場に長く携わっていた経験から、介護の大変さはよく分かっていました。「老犬ホームなら愛犬たちと一緒にいながら、自分の看護師としての経験や知識を活かして悩んでいる方達の力にもなれる」と確信して、この道を歩むことを決めました。

原先生

人の介護にも精通する看護師さんだと、利用者目線から見てもより安心してワンちゃんを任せられる根拠になりますよね。

原先生

次にこの施設についても色々と教えていただきたいと思います。
まず、「しっぽフリフリ」という名前、すごく可愛くて耳に残ります!どういった由来なんですか?

鈴木さん

最初はもっと小慣れたカッコいい名前の候補を考えていたんです。
だけど、この子たちが横でしっぽをフリフリしている姿を見た時に、自分の原点に気づけた気がして。
それで、「この施設にくる子達が最期までいつも、しっぽをフリフリしていられるように」という願いを込めて「しっぽフリフリ」と名付けました。

原先生

とても素敵な願いが込められていたんですね。実は私たちも似たような思いから「こころとしっぽを、ゆらす。」というメッセージをブランドとして掲げているのでその光景をいつまでも守りたい!という思いにはとても共感させられます。
続いてこちらの特徴的な建物もとても気になっています!宮ヶ瀬という環境も含めてどういったこだわりがあったんでしょうか?

鈴木さん

元々、ワンちゃんがいくら鳴いても周りに迷惑にならないような土地、そして地震に強い建物を探していたんです。そこでたまたま宮ヶ瀬という土地とこの建物と出会ったんです。一度きてみたらなんか気に入ってしまって。運命的な出会いでした。
建物が珍しい丸い形で目立つので初めていらっしゃる方に道案内しやすいのもとても助かってます。

原先生

確かに、一度見たら覚えやすい外観ですよね。私たちも今日初めての宮ヶ瀬にきたんですがすぐに見つけられました!

原先生

ホームページで拝見した「循環型ドッグケア」という言葉も見かけたのですが、どういうものなのでしょうか?

鈴木さん

犬にとって点々と預け先が変わってしまうのは大きなストレスの原因なんじゃないかと思うんです。
だから、パピークラスやプール、ドッグランなど様々な形で遊びにこられるような施設にしていくことで「子犬や若いうちから通ってもらい、スタッフや環境に慣れ親しんでもらう。そして勝手知ったる我が家のような場所にここがなってくれてそこで最期(介護)を迎える」という、一生涯を通じた『循環型』の関わり方ができたらいいなと思って挑戦しています。

原先生

シニアになってから初めて知った場所に預けるよりもその子の犬生を通じて関係を築いていけるのは飼い主さんにとっても安心できる重要なポイントですね。

原先生

さて、ここからは「うちの子もそろそろシニアかな…」と感じ始めている飼い主さんが、お家でできる準備や習慣について、鈴木さんが現場で感じるリアルなポイントを教えていただきたいです。

鈴木さん

そうですね。一番大切なのは、「本に書いてあるマニュアルを、自分の目の前の愛犬をよく観察しながら、その子に合わせて実践していくこと」です。大きく分けて4つのポイントがあります。


① 食事:認知症予防と「ローテーション」

鈴木さん

まずシニア期の食事選びですが、私は認知症(ボケ)予防のためにサバやサーモンなどの「魚の油」が入ったフードを積極的に取り入れるのを意識しています。特に、和犬などにオススメです。

原先生

なるほど。ただ、シニアになるとそもそも食が細くなったり、急に食べなくなったりしませんか?

鈴木さん

そうなんです!シニア犬になると、昨日まで食べていたものを急に食べなくなることが本当によくあります。そういった時には「フードのローテーション」を試してみてください。「Aを食べなくなったら次はB、Bの次はC、ダメならまたAに戻る」という風に、ひとつのフードにこだわりすぎずに臨機応変に変えていくことが大切だと思います。
あとは、喉に詰まらせて誤嚥(ごえん)しないように、カリカリのフードをぬるま湯で少しふやかしてあげるなど、食べ方の形態も工夫してあげてほしいですね。愛犬の「美味しい、楽しい」を守るために、ここはぜひこだわってほしいポイントです。

原先生

食べ方の工夫といえば、鈴木さんの施設でもHEKAグレインフリードッグウェットフードを取り入れてくださっていますが、実際に使ってみていただいていかがでしたか?

鈴木さん

まさに今お話しした「食が細くなった子」へのケアとして、本当に助けられているんです。
うちの施設に、ちょうど何を与えても全然食べてくれなくて、スタッフみんなで困り果てていた子がいたんですね。ところが、HEKAのウェットフードをあげてみたら、びっくりするくらいペロリと食べてくれて!あれは本当に感動しました。

原先生

何をあげてもダメだった子が!それは嬉しいですね。

鈴木さん

犬にとって「香り」ってすごく大事なんだなと思いました。HEKAのウェットフードはパッケージのまま電子レンジでサッと温められるじゃないですか。温めることでお肉や魚の香りがフワッと引き立つので、シニア犬の食欲のスイッチを優しく入れてくれるんですよね。
ぬるま湯でふやかす手間もいらず、そのまま温めてすぐにあげられる。毎日の介護やケアのことなので、この「手軽さ」と「便利さ」は飼い主さんにとっても救いになると思います。

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② 運動:あえて「デコボコ道」を歩かせる

原先生

お散歩の仕方も、シニアになると変えたほうがいいのでしょうか?

鈴木さん

みなさん、シニアになると「歩きやすくて平らな道」を選びがちですよね。でも実は逆なんです。あえて木の根っこが出ている場所や、公園の少しデコボコした道、何かをまたぐような場所を歩かせてください。

原先生

えっ、あえて歩きにくい道をですか?

鈴木さん

そうなんです。足の裏(肉球)にゴツゴツした刺激を与えることで、脳の神経が刺激され、足腰のリハビリや筋力維持に絶大な効果があります。うちのドッグランにも、あえて跨いで歩くような障害物を設置しているんですよ。


③ 「うちの子はこうだから」と決めつけない

鈴木さん

飼い主さんが「うちの子はお散歩が嫌いだから」「他の犬が苦手だから外には出さない」とラベルを貼って、可能性を狭めてしまっているケースがすごく多いなと感じます。

原先生

よかれと思って「お家の中だけで過ごさせよう」とさせてしまうのでしょうか?

鈴木さん

そうです。でもそういわれている子も、もう少し細かく観察すると実は、「お散歩自体」が嫌いなのではなく「他の犬に吠えられるのが怖いだけ」だったりするんです。であれば、貸切のドッグランを利用してみる。といったようにちょっとやり方を変えると、途端に外で楽しめるようになる子は意外とたくさんいます。
今のはあくまで一例で、伝えたいことは「うちの子はこうだ。」と思い込まずに、常に新しい挑戦や楽しみの可能性を広げていってあげてほしいんです。


④ 若いうちから「おむつ・マナーベルト」に慣らす

鈴木さん

もう一つ、絶対に若いうちからやっておいてほしいのが「おむつ」の練習です。

原先生

おむつですか!まだ元気なうちからですか?

鈴木さん

はい。介護状態になってから慌てておむつをつけようとすると、犬にとっては恐怖でしかないので、大暴れして結局家じゅうがおしっこまみれ…という悲惨な話をよく聞きます。
若いうちに、ドッグカフェに行く時だけマナーベルトをつけるなど、「おむつをつけても嫌じゃない」という経験値を積んでおくだけで、将来の介護が格段に楽になりますよ。

原先生

なるほど!少しずつ将来のための準備をしておくのが重要なんですね。

鈴木さん

はい。
介護になった時に個人的に圧倒的に大変だなと感じるのは、「おしっこ・ウンチは絶対に外でしかしない」という癖がある時です。
シニアになって体が動かなくなっても「外じゃなきゃ嫌だ」と頑張ってしまうんです。雨でも雪でも嵐でも、外に連れ出さなければいけないのは、飼い主さんにとっても大きな負担になります。

原先生

それは想像するだけでも過酷ですね…。

鈴木さん

これは余談ですが、面白いことにうちのホームに連れてくると、周囲の先輩犬たちが室内で排泄しているのを見て、15年間ずっと外派だった子が自然と室内でできるようになる、なんていう変化もあるんです。
こういう時にもワンちゃんも人と同じで、何歳になっても変われるんだなとヒシヒシと感じています。


最後に

原先生

最後に、この「しっぽフリフリ」という場所、そして老犬ホームという存在が、飼い主さんにとってどのような存在であってほしいか、鈴木さんのこれからの展望を聞かせていただけますか?

鈴木さん

私の看護師としての経験から言えるのは、私が本当に助けたいのは、ワンちゃんはもちろんのこと、それ以上に『飼い主さん』なんです。
介護の真っ最中に心が折れてしまって、大の大人が涙を流しながら「助けてください」と駆け込んでくる姿を、私は何度も見てきました。それくらい、愛犬の介護は飼い主さんを精神的にも肉体的にも追い詰めてしまうものなんです。

原先生

最後まで自分で面倒を見なきゃ、と一人で抱え込んでしまうのですね。

鈴木さん

そうなんです。でも、老犬ホームの使い方は「一生涯預けっぱなしにする」ことだけではありません。例えば、夜泣きや日々の介護に疲れてしまったとき、「1週間だけレスパイト(息抜き・休息)として預かる」という使い方ができます。その1週間の間に、私たちがワンちゃんの生活リズムを整え、飼い主さんもしっかり眠って心身を休める。そうしてリフレッシュしたら、またお家に帰って笑顔で向き合えるようになります。

原先生

「一時的に頼る」という選択肢があるだけで、救われる飼い主さんは多そうです。

鈴木さん

限界まで抱え込んで、罪悪感を持ちながら最後に預けるのではなく、「困ったときはちょっと実家に頼る」ような、そんなポジティブで温かい場所として、老犬ホームを頼ってほしいなと願っています。

原先生

飼い主さんとワンちゃん、双方の笑顔を守るための場所なのですね。本日は貴重なお話をありがとうございました!

シニア犬ホーム|しっぽフリフリ

「循環型ドッグケア」をコンセプトにした施設です。
ドッグラン・プール、ドッグホテル、シニア犬ホームを併設し、ワンちゃんが慣れ親しんだ環境で、シニア期や一時預かりの際も安心して、ストレスを感じずに心地よく過ごしてもらいたいと考えております。

◼︎受付時間 10:00〜18:00
◼︎公式サイト https://heartrelation.com
◼︎公式Instagram https://www.instagram.com/sippofurifuri_miyagase

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